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2020/10/18
烏口突起がない…??  
先日オンラインのなんでも相談室で日頃からほぐしておいた方がいい筋肉の話になりました。

デスクワークなどが多い方は胸周りが固まりやすく特に小胸筋という筋肉がガチガチになりやすいです。そこでこの小胸筋の位置を把握してもらうために肩甲骨の一部である烏口突起(うこうとっき)という部分を自分で触って確認してもらうことにしました。

この烏口突起に小胸筋、上腕二頭筋の一部や烏口腕筋という筋肉が付着しているからです。この烏口突起の位置がわかればいくつもの筋肉の位置関係が一気にわかるようになります。さらに烏口突起付近は硬まりやすく、この辺りをマッサージすることで腕や肩がけっこう楽になることがあるのです。

この突起がどこにあるかというと鎖骨の肩に近い方のカーブがある辺りの少し下。鎖骨の下縁を触りながら中心から肩の方に辿っていくと肩と胸の境目辺りで硬い突起物のような物が指先に当たります。

それが烏口突起。

この日のなんでも相談室でも3D解剖図を画面に出しながら説明したので「すぐわかるだろう。」と思い烏口突起を探してもらいました。

しかし、、

意外に突起が見つからない人が多かったようで、

「烏口突起が私にはないみたい。」

と言う人もいました。他にも烏口突起を触っていたと思ったら肩甲骨の一番先端の肩峰だったり。。

思いの外時間がかかりようやく全員自分の烏口突起を触ることができていました(たぶん)。

あとはその周りを指でさすったり少し押してみたりしてほぐしていきます。痛みがある人もいるかも。

これを読んでるみなさんもぜひ自分の烏口突起を探して触ってみてください。自分の身体なのに触ったことのない場所って案外たくさんあるものですよ。

2020/10/17
スポーツ遺伝子投函  
先日のブログでスポーツ遺伝子検査のことについて書きました(スポーツ遺伝子検査)。そんな内容を書いているうちに自分の子どもの遺伝子型を知りたくなってしまい、早速一つ検査キットを取り寄せてしまいました(笑)。

先日のブログ内にリンクを貼った検査会社は年齢が13歳以上の人しか受けられないものだったので別の所で頼むことにしました。こちらもリンクを貼っておきますね↓

GeneLifeスポーツ関連遺伝子検査

こちらの検査でわかるのは「ACTN3遺伝子」のみ。速筋型か中間型か遅筋型か?ということだけがわかります。まあこの項目が一番知りたいのでこれで十分です。対象年齢は0歳からなのでうちの子供たちも受けられます。

とりあえず今回は1つしかキットを頼んでないので長男(4歳)が受けることになりました。

今日届いた検査キットの箱を開けるといくつかの紙と細胞を採取する綿棒が入っています。手順としては、

1,GeneLifeのページにメールアドレスなどの必要事項を登録をする
2.検査同意書を書く
3.頬の内側を付属の綿棒で10回転ほどこすり粘膜細胞を採取する
4.綿棒を10分ほど乾かし付属のケースに入れる
5.同意書と細胞の付いた綿棒を返信用封筒に入れポストに投函

細胞を送った2~3週間後に結果通知のメールが来るそうです。

早速長男にうがいをさせてから頬の内側を綿棒でこすり細胞を取りました。そして乾かして封筒に入れ雨の中ポストへ。

長男は兄弟の中で一番僕に体質が似ているので、僕と同じ速筋型(瞬発力タイプ)かも、なんて思ったりします。しかしこの遺伝子も体質のうちの一部に関わるものにすぎないので結果が来るまではなんともいえません。でも遅筋型(持久力タイプ)ではないのは確か。それだけは体型や運動の感じからわかります。速筋型か、それとも中間型か?2~3週間後に明らかになります。

結果が楽しみです

まあ結果がわかったところでそれをこの先人生に活かせるかどうかは本人次第なんですけどね。

2020/10/16
東大生活物語 第七話「パラレルワールドアホストーリー」  
今日は長男が近くのスイミングスクールの体験に行きました。プールサイドに着いた時にはドキドキし過ぎて泣いていましたが、その後は楽しく泳げたようです。一安心。11月からは毎週通うことになります。

さて今日は金曜恒例東大生活物語。物語というか細切れのエピソードになっていますが、まあ自由にやっていこうと思います。もう五年も前のことだと思うとぞっとしますね。当時20代だったのがもうすぐ30代も中盤。人生とは一瞬ですね。まあ全力で生きていこうと思います。

前回の話はこちら↓



東大には年2回学園祭があります。そのうちの一つが五月中旬に本郷キャンパスで行われる五月祭です。入学して割とすぐ行われるイベントです。

サークル毎に店を出したり、ステージ上でパフォーマンスを行ったりするのですが、一年生は全クラスがそれぞれ出店します。入学してから1ヶ月もしないうちから準備を始めるのです。

そんな五月祭準備中の出来事でした。本番の直前出店用のテントを組み立てるというので、本郷キャンパスにクラスの一部のメンバーが集まることになりました。集合場所は赤門前。一年生が通うのは駒場キャンパスなので本郷は滅多に行くことがない慣れない場所でした。だからわかりやすく赤門前集合。

僕は集合時間の少し前に着いたので赤門前でのんびりクラスメイトを待っていました。6〜7人が集まるはずでしたがまだ誰も来ていない様子。「早く着き過ぎたな...」と思いふと横の方に目を向けると5メートルくらい離れた所に同じクラスの女の子のMがいました。

このM、以前書いたテント列(第二話「テント列タイムアタック」)を25分で通過した強者の女の子でした。名字の五十音順が僕と近く、スペイン語の授業でもすぐ近くに座っていたりしていたのでけっこうコミュニケーションを取っている子でした。

そんなMが赤門の前に立っているのを見て、「なんだ、もう着いてたのか。」と思いながら彼女の方に近づいていきました。そして彼女に、

「みんなまだ来ないね。」

と声をかけるとなんだかぽかんとして曖昧に頷いています。一瞬「あれ?なんだこの反応は?」と思いましたが、かまわず五月祭準備のことについてなど話し続けました。でも相変わらず彼女は曖昧な反応をしています。

まるで初めて会ったかのように。。

(あれ、授業中もけっこう話してたのに顔忘れられちゃったのかな...?)

まあまだ入学して一ヶ月半、みんながみんなクラスメイトの顔と名前を覚えているわけでもないしお互い話したこともない人同士も多々います。ただ僕は28歳学生という割と珍しめの生き物だったので周りの人は自分のことを覚えてくれていると思っていました。

(相手が自分のことを覚えてくれている、なんてのはともかく傲慢な考えだったんだ。。)

など若干気持ちが折れかけているところに後ろから声をかけられました。

「こうきさん」

振り返るとクラスメイトのGという男の子でした。少し前に赤門前に着いていたようです。そして彼は僕にこう言いました。

「こうきさん、それMじゃないっすよ。」

(え..?)

(Mじゃない...?どういうこと...?)

(スペイン語で隣にいるMじゃん。。)

混乱しました。Mと話していたのに、彼女はMじゃないという。よくわかりません。そしてGは続けました。

「それMの双子のYっすよ。」

(ふ、ふたご...?)

そう、聞いてみるとMには双子の姉妹のYがいたのです。しかもすぐ隣の文三八組(僕は文三七組)。なんと双子で東大受験して二人とも合格したのです。言われてみればそこに立っていたMと瓜二つのYは服装や髪型の感じが少しMとは違います。

(まさか双子がいたなんて...!)

急に初対面のYにひたすら話しかけていた自分が恥ずかしくなりました。でもおそらくYも今までの人生でMに間違えられたことがたくさんあったのでしょう。たぶん間違えられてると気づいていたのでしょうが落ち着いていました。間違えてしまってごめんなさい。

その後だいぶ遅れて本物のMが到着しましたが、二人とも本当にそっくり。でもよくよく話してみると性格はだいぶ違います。でもやっぱりそっくり。

さて、それ以来キャンパス内で二人の内のどちらかとすれ違う時、毎回「どっちだ?!」と瞬時に判断して的確な対応を取る、そんなトレーニングが続きました。


おかげさまで観察力と判断の瞬発力がつき今の仕事に活かせています(笑)


To Be Continued...(毎週金曜日連載)

2020/10/15
スポーツ遺伝子検査  
もう何年も前のことになりますが、スポーツ遺伝子の検査を受けたことがあります。自分の体質が気になったので確かめてみたくなったのです。

ネットで申し込むと検査キットが送られてきます。付属の綿棒で口の中の粘膜を擦り、それを送り返すだけ。2週間くらいで結果が届きます。費用は7000円くらい。

僕の受けた検査では運動に関わる3つの遺伝子型を調べられます。僕が一番知りたかったのは、

ACTN3遺伝子。

筋繊維のバランス判定です。

簡単に言うと、人は生まれながらに速筋と遅筋の割合が異なり、大きく3つのグループに分けられます。

・速筋(白筋)型:速筋繊維の割合が高く瞬発力のあるタイプ。短距離種目やパワーが必要なスポーツに向いてる。

・中間型:速筋と遅筋の割合がほどよいタイプ。トレーニング次第でさまざまな運動に対応できる。

・遅筋(赤筋)型:遅筋繊維の割合が高く持久力のあるタイプ。マラソンなどの長距離種目や持久力の必要なスポーツに適している。

この遺伝子における日本人の割合は、
・速筋型19%
・中間型54%
・遅筋型27%
だそうです。

僕の結果は完全に予想通りで速筋型でした。小さい頃から競泳をやっていましたが、とにかくスプリンターでした。いくら練習しても持久力がなかなか伸びません。長い距離の種目ではバテてしまうのです。(速筋型の人も工夫次第で持久力を伸ばしていけますが、中間型や遅筋型に比べれば全然伸びません。)

なんだかこの検査で長年の疑問が解けた感じでした。「やっぱりそうだったか!」という感じ。

上の割合を見ると半数以上がバランスの良い中間型ですが、逆に言えば半数近くが速筋型か遅筋型になります。「パワーはすごいあるけど持久力がないな…」とか「マラソン系は得意なんだけどムキムキな筋肉がつかないな…」とかいう場合は遺伝子が関係しているかもしれません。

生まれ持った遺伝子型を知ることで自分の長所を伸ばし弱点を克服できる可能性が上がります。スポーツや運動以外のことにも活かしていけるかもしれません。

やって損はないかなと思う検査です。

僕の受けた検査では上記の遺伝子の他に、

・血管収縮能力がどれくらいか?
・エネルギー産生工場であるミトコンドリアが増えやすいかどうか?

などもチェックできます。

一応下にリンクを貼っておきますね↓

自分の子ども達の遺伝子も調べてみてもおもしろいんじゃないかなと思います。上の検査は確か13歳以上が対象だった気がしますが。

もし検査してみた方がいたら結果を教えてくださいね^ ^

2020/10/14
オーディオブックが使える場面  
少し前にオーディオブックはなかなかオススメですよ、ということを書きましたが、今日はどんな点でオススメなのかを書いていこうと思います。

オーディオブックがオススメな状況というのは生活の中で多々あると思いますが、特に使えるなと思うのは、

新しい分野についての勉強を始めた時ではないかと思います。

今まで知らなかった分野の本というのは読むのがけっこう疲れます。まだ全体像を把握できていないのでページもなかなか進まないのです。知らない用語や概念も多いですからね。

そんな時にオーディオブックに読み聞かせをしてもらうのです。全部理解できなくても一冊読み切って全体像を把握します。できれば入門書よりもその分野について詳しく書いてあるものがいいと思います。そして1回で理解が乏しければもう一周する。とにかく概要を掴みます。

するとその後には同じ分野の本が格段に読みやすくなります。あとは何冊かその分野の本を読むor聴きさえすればその範囲の知識はかなり使えるようになります。

最初が一番労力が必要で大変なのでその部分をオーディオブックに任せてしまえば効率が上がります。

もちろん目があまり疲れない方や初めての分野もどんどん読み続けられる根気のある方は紙の本がいいと思いますが。(僕は目がすぐ疲れてしまいます^^;)

知らない分野になると極端に本を読むスピードが遅くなってしまう方にはオススメの方法です。

新しいことを始めるハードルがけっこう下がりますよ。

2020/10/13
虎ノ門ヒルズヨガ  
昨日は夜19時から虎ノ門ヒルズヨガという屋外のヨガイベントに参加してきました。講師は先日行ったengawayogaのkiyoshiさん。圧倒的アーサナ力の持ち主です。

僕は虎ノ門ヒルズに行くのも初めてで屋外のヨガイベントも初めて。昨日は夜でもかなり暖かくヨガをするにも快適な気候でした。

虎ノ門ヒルズのオーバル広場という芝生のあるスペースが会場だったのですが、前の方の一部のスペースを除いてほとんどが斜面になっていました。坂の上で逆転のポーズをしたこともなかったので、これも新鮮な経験でした。意外にバランスとれました。

1時間だけのBorn to Yogクラスで強度もゆるめに設定してありましたが、外でやるにはちょうどいい感じで気持ちよく身体を動かせました。

おもしろかったのはクラス終了後にkiyoshiさんがハンドスタンドの実演をしていてその周りに写真撮影の人だかりが出来ていたこと。アイドルの撮影会みたいになってました。それにしてもすごい動き。良い刺激になります。

あとはオンラインでしか会ったことのない人に会ったり知り合いもいたり。楽しい時間を過ごせました。

僕もそのうち屋外のヨガイベントもやってみたいなと思いました。

以上、虎ノ門遠足の感想文でした(笑)

2020/10/12
パーソナルヨガ×成長  
突然ですが、自分にとってピンポイントな悩みや願望ってありませんか?

どの世界でもそうですが、パーソナルレッスンはやはりオススメです。

体質やその時の身体の状態、性格などは人によって全然違います。なのでヨガをやる場合にもパーソナルはものすごく効果を発揮します。

ピンポイントでその人に必要な所にアプローチするので同じ一時間でも時間の密度が全然違うんですね。自分の強みを活かしていけるし弱点も徹底的に克服します。

僕自身も自分のピンポイントの悩みがあったりした時は、パーソナルのセッションをお願いしていました。(ヨガではなくて筋膜リリースなど身体の使い方全般のことに関してでしたが。)自分で知りたかったことが体感を伴って吸収できるので知識、身体ともに急成長することができました。

そして最近僕の所にははコロナで身体を動かす機会が極端に減ってしまった方のパーソナルの依頼が増えています。同じ時間で動くなら効果的な方が良いという時間対効果の面ももちろんのこと、の時期は多くの人と接触しないでできるという意味でも需要が増えているのでしょうね。

パーソナルの利点
・短時間での成長
・個人に合わせた知識や身体操作の獲得
・時間や場所の融通がきく

成長が実感できるということは、自分自身のやる気も引き出します。なのでまずは効果。

効果を出すためにはなるべく自分に寄り添った方法を見つけること。

その点でパーソナルは有効な手段になると思います。

↑あと少し枠があります。

↑オンラインも開講中です。

2020/10/11
異音  
今朝のオンラインアームバランス&逆転のクラスは途中からミュートを解除して行っていたのですが、なんだかクラスの途中から「キュイーーーーン」という音が聞こえてきました。

「あれ?下の階で妻が掃除機を使っているのかな?」と思って耳をすませてみましたが、どうやら音はパソコンの方から聞こえてきます。「参加者の誰かの家で掃除機でも使っているのかな?まあちょっとたてば終わるでしょ。」とか考えながらレッスンを進めていきました。

しかし一向に「キュイーーーーーーーーン」という音が止む気配はなく、むしろだんだんと音が大きくなってきました。なので参加している方に聞いてみると、みんなその音が聞こえていた模様。ただその中のAさんだけが、

「部屋の中静かなんやけどな。」

と言っています。「ん?これは?」と思いAさんに、

「ちょっと試しにミュートにしてもらってもいいですか?」

と頼んでZoomをミュートにしてもらうと案の定ピッタリと音が止みました(笑)。

Aさんの部屋が原因だとわかったのですが、しかしAさんは、

「家の中めっちゃ静かなんやけどな。掃除機もやってへんし外で芝刈りもしてへん。」

と言います。なので僕達も「なんでだろう?」と原因はわからずにAさんはミュートのままレッスンを続けました。

そしてアームバランスクラスが終わりAさんが、

「原因を突き止めたいんで先生残ってもらってもいいですか?」

と言うので他の参加者が退出した後もAさんと繋ぎっぱなしにして原因を探りました。僕も次に活かすために何が原因か知りたかったのです。

しかし音はすでに止んでいて何が原因かはなかなかわからなかったので、もう一度僕が、

「本当にさっきまで部屋の中静かだったんですか?」

と聞くとAさんはこう答えました。

「うん、ほんまに静かやったんや。パソコンがアップデートする時の『キュイーーーン』って音しかせえへんかった。」

・・・・

・・・・・

・・・・・・

Aさん、おそらくそれが原因やで。

一件落着。

2020/10/10
つかえない言葉たち  
若者言葉ってけっきょく

若者以外が使うと

おかしなことになるんだよなあ...


それな。


にじを

2020/10/09
東大生活物語 第六話「浦島太郎と若者言葉」  
昨日、今日と急に冷え込みましたね。オンラインレッスンの際にも出だしは上着を着たままでした。身体を動かすと内側から温まってきますけどね。

こんな雨ですし本でも読んで過ごしたい気分ですが、最近オーディオブックにひどくはまってしまって逆に紙の本を読むハードルが上がってきてしまいました。読み聞かせしてくれるのってめちゃくちゃ楽。人間は怠けやすい生き物だなと感じます。でもぼちぼち図書館で借りてきた本の期限も迫っているので一気読まなきゃなと思います。ちなみに本を読むときは部屋で歩きながら読んでます。座って読むより集中力が保てるのでオススメですよ。

さて、もう1週間が経ちました。金曜日、東大の話です。そういえば昨日のなんでも相談室で「オンラインを始めてから1週間がめっちゃはやくなりました。」と言っている方がいました。確かに定期的な予定が入ると時間は短く感じるものなのだと思います。あとは楽しい時間ほど速い。オンラインが楽しいなら何よりです。そういえば僕もオンライン始めてから特に時の流れが速いように感じます。

前回の話はこちら↓



東大最初の数週間を終え、クラスのメンバーとも話したりLINEすることが多くなると最初はなかなか気づかなかったことにも気づくようになってきました。

僕と現役新入生はちょうど10歳離れているのですが、どうも彼らが話す(書く)言葉の中に理解できない単語が混ざっているのです。うちのクラスは関東以外の出身の子も多いので最初は「方言かな?」などと思っていました。しかしよくよく聞いてみると東京出身の子も同じような言葉をしゃべっています。

(まさか若者言葉か...?)

例えば、頻繁に使われるのが、

とりま

こんな感じの会話です。

「昼どうする?」

とりま、食堂行ってみるか。」

みたいな感じ。まあ文脈からなんとなく意味は判断できましたが、念のために同級生に「『とりま』ってどんな意味なの?」と聞いてみると、

「こうきさん、『とりま』っていうのは『とりあえず、まあ』の略っすよ。」

と返ってきました。とりま、予想通りの答えでしたが、なかなか僕が自然に使いこなすのは、とりま、難しそうでした。それでも挑戦してみようと思い、とりま、『とりま』を使ってみたのですが、なんというか、とりま、うまくいかなかったんですね。とりま、口から言葉が浮いてしまったというか、とりま、慣れない言葉は使わない方がいいと、とりま、わかりました。

なんだか浦島太郎にでもなった気分でしたが、僕達が小中学生の頃も若者言葉があったなあなんて思い出していました。懐かしの「チョベリバ」「チョベリグ」「MK5」「アウトオブ眼中」etc...死語です。。今の子はどれくらい知っているのだろうか。。

他にも、

それな

この言葉はしゃべり言葉でもLINEでも頻出でした。特にひねりのある言葉でもなく相手の言葉に対し共感を示すような場面に使います。「確かに」という言葉に似ているのかと思いますが、とにかくみんな使っているのです。でも僕はなぜだか「それな」は一回も使うことが出来ませんでした。「とりま」の失敗に、とりま、ビビってしまったのかもしれません。それな。

そして最後まで意味がわかるようでわからなかったのが、

ブッチする

例えば、

「今日も経済の講義ブッチしちゃったよ。単位落とすかもww」

という具合に使います。僕は文脈から「サボる」という意味を想像していましたが、

「あいつ、一昨日の渋谷ブッチしやがった。」

など「約束をやぶる」という意味でも使われます。さらにこんなコンビネーションもありました。

「昨日夜更かしして一限寝ブッチしちゃった。」

寝坊してサボってしまった、という意味ですね。この「ブッチ」に関しても僕は一度も使うことができませんでした。とりま、ハードルが高かったのです。

さて、総合すると僕が大学一年の時の若者の会話はこんな感じです↓

A「今回の法の試験マジ詰んだわ..,」
B「それな。」
A「あの内容マジ無理ゲーだって,,,」
B「それな。」
A「それに俺寝ブッチし過ぎて平常点もオワタ...」
B「それな。」
A「ワンチャンあるかなと思ったんだけど...」
B「それな。」
A「結局単位落としてメンブレ...」
B「それな。」
A「それにこの前付き合い始めた彼女に秒でフラレて結局クリぼっち...」
B「それな。とりま乙。渋谷でタピろうか。」


同級生たちよ、若者言葉を教えてくれてあざまる水産...!!


To Be Continued...(毎週金曜日連載)
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