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RSYブログ

2021/10/17
アナトミック骨盤ヨガ アナ骨 アームバランス ハンドスタンド オンラインヨガ  
少し前にマッサージガンのことを絶賛するブログを書きました。そしてそのブログを読んでくれた方がけっこうマッサージガンを購入してくれたようなのです。(宣伝費として売り上げの1割くらいは欲しい感じ笑)

ただマッサージガンの性能がいくら良くても、持っているだけでは何の効果も発揮しないのです。「購入して大事に飾っています!」という方もいたくらいなので(笑)、なかなか使いこなせている方は少ないのではないでしょうか。

基本は付属のアタッチメントを好みのものに付け替えて全身に使っていけばいいのですが、使い方を工夫するだけで驚くほど効果を発揮します。今日はやっている人がそんなに多くないかな、という使い方を一つ紹介します。

使用するのは一番細いアタッチメント(写真)。

それを肋骨の間に使っていきます。肋骨の横側も背中側もなるべく広い範囲を探っていきます。コツはしっかりと肋骨の間に差し込むようにすること。

背中側なんかは人にやってもらったほうが効きます。(自分でやる場合は頑張ってください。)脇の下あたりもガチガチに固まっている方も多いと思うので丁寧に当ててみてください。

肋骨の間なので肋間筋を狙っていくのですが、そこを狙うことで肋間筋よりも表層にある前鋸筋や脊柱起立筋や他の多くの筋肉にもアプローチできます。

丁寧にやっていくと呼吸がしやすくなって体全体が軽くなりますよ。間接的に下半身も軽くなるので面白いです。

マッサージガン、使えてない方はぜひお試しあれ!

2021/10/15
アナトミック骨盤ヨガ アナ骨 アームバランス ハンドスタンド オンラインヨガ  
今日は昨日の話の続きになります。構造的に弱い手首を始め、身体を強くするには適度な負荷のトレーニングとそれに見合った栄養、休養が必要だという話。

トレーニングを行った後には筋肉の分解や合成が活発になります。(分解や合成は普段から常に起こっていますがさらに高まります。)そのタイミングで必要な栄養などが体内にあれば合成の方が優位になり前よりも強い肉体になっていきます。逆に足りない状態が続いていくと前より弱ることもあるのです。

そしてその栄養を取り込むにしても人によってその量や質は変わってきます。例えば同じものをAさんとBさんが食べたとしても、吸収、利用される栄養の量、種類などは全然違います。遺伝や生活習慣、年齢などによって胃液の量も腸の機能も、栄養を運ぶ血液の質や血管の状態、そして栄養を受け取る細胞の膜の構成要素も何もかも違うのです。

さらにそもそもAさんとBさんが同じ運動をしたとしても身体が受容する刺激はまちまちです。運動の仕方によっても強度は変わるし、仮に同じ強度にできたとしてもその刺激に対する許容量はそれぞれ違います。

例えばアシュタンガプライマリーシリーズが地獄のようなキツさに感じる人もいれば、軽いウォーミングアップ程度に感じる人もいます。


そんな感じで運動に関しても栄養の利用に関しても全てがそれぞれの個人で変わります。だから同じヨガクラスを受けたとしても、シンプルに身体の状態が上がっていく場合と思ったほど力がつかない場合があって当然なのです。

ただ実際は身体が強くなるor弱るという二択になるわけでなくもう少し複雑です。

同じ人の中でもトレーニングからの回復が早い部位とそうでない部位があります。そのスピードは元々その部位が持つ特性とトレーニングの負荷によって変わります。

ここで手首の話に戻ると、構造的に弱い手首に割と大きな負荷をかけてしまうと回復が遅れます。体幹部や脚は元気なんだけど手首はキツい、みたいな状態になってしまう。どこへ優先的に栄養が運ばれるかもその時の様々な要因によっても変わりますしね。

体全体としての疲労回復や筋肉の成長は一様ではないのでアンバランスが起きるんですね。

上に書いたようにトレーニングの負荷に対する個人による許容量、部位による許容量の違い、栄養の細胞への取り込み方などのバランスが原因になります。

だから毎日ヨガをやることで身体全体は以前に比べて別人のように強くなっているんだけども、自分の弱い所(手首や腰や膝など)を痛めてしまった、なんてことも多々起こります。

そうなると結局自分の感覚が一番の頼りになります。思い込みによって感覚が狂ってしまうことも多々ありますが、いずれにしても感覚は最も重要な道標です。

なので「どのくらいのトレーニングやどんな食事がベストですか?」なんてことには簡単には答えられないわけなのです。

自分のセンサーを働かせるのと同時にある程度の客観的な道標になる栄養や運動の仕組みについて学ぶのも役立つかもしれません。

・・・

逆に色々わかりづらくなってしまったかもしれませんが、要は自分のさじ加減を見つけられればいいのかなと思います。(←一文で済むことをダラダラ書くな!って感じですね^^;)

ということでまた次回!(次回までに文章のさじ加減学んでおきます笑)

2021/10/14
アナトミック骨盤ヨガ アナ骨 オンラインヨガ アームバランス ハンドスタンド  
ヨガのアーサナには四つ這いだったりダウンドッグだったりアームバランスだったり手を床につくものがたくさんあります。

普段ヨガをしている人ならわかるかもしれませんが手首にけっこうな負担がかかるんですよね。

手首の動きには浅指屈筋や深指屈筋を始めとした手首の関節をまたいでいる筋肉が関係していますが、見ての通りあまり大きくない筋肉ではあるのですぐに疲労してしまいます。

アームバランスなんかをやっていても慣れないうちはまず手首が限界を迎えてしまいます。肩や胸の筋肉などがまだ元気でも手首がどうしようもなくなってしまうのです。

でももちろん適切な負荷でトレーニングしていくことで、手首周りの筋肉が強化され、さらに柔軟性も増していくので手首の関節にかかる負担はどんどん少なくなっていきます。

少し前に過負荷の原理や漸進性の原則などの紹介をしましたが、トレーニングの積み重ねでだんだんと強くなっていくわけです。

僕自身も初めの頃は壁倒立を2回しただけで手首の限界を迎えていましたが、今では伸肘倒立を50回くらいやってもたぶん大丈夫でしょう。(50回はキツいかな…?笑)

ヨガを始めて握力が10kg以上上がった、なんて話も以前書きました。

しかし手首を始め身体が強くなるにはある条件が必要なのです。

それは単純な話ではあるのですが、

栄養と休養(睡眠)がそのトレーニングに見合った機能を果たしていること。

当たり前じゃん、という感じかもしれませんが、これを自然にできている人って意外と少なかったりするのです。

長くなりそうなので続きは次回にしますね。

ではまた!

2021/10/09
アナトミック骨盤ヨガ アナ骨 アームバランス ハンドスタンド オンラインヨガ  
今朝の筋肉講座では「トレーニングの3原理5原則」についての話をしました。

めちゃくちゃざっくり言うと以下のようなことです↓

原理(トレーニングにおいて実際に起こる事象・法則)
①過負荷の原理:ある一定以上の負荷かけないと成長しないよ
②可逆性の原理:一度体鍛えても使わないでいると衰えるよ
③特異性の原理:運動の種類によって鍛えられる機能は変わるよ

原則(トレーニング効果を出す際に当てはまる規則・法則)
①漸進性の原則:必要に応じて徐々に負荷を上げていくといいよ
②全面性の原則:偏りなくバランスよくトレーニングするといいよ
③意識性の原則:自分の目的や使っている部位を意識するといいよ
④反復性の原則:繰り返し継続的にトレーニングするといいよ
⑤個別性の原則:みんな身体は違うから個人に合わせてトレーニングするといいよ

まあ上のは簡単に言いすぎてる感じはしますが、こんな感じのことが「トレーニングの原理・原則」としてまとめられています。

どうでしょう?けっこう当たり前のことじゃないですか?あまり目新しいことはないんじゃないかなと思います。

でも、言われれば当たり前だけど実際にはトレーニングをする(させる)上で抜け落ちていたこともあるんじゃないでしょうか。

一度自分の身体やトレーニングを再確認する上でも意外と役立つリストなのではないかなと思います。

たまにインスタDMなどでハンドスタンドなどの「秘訣」を聞かれることもあるのですが、もしそれが一瞬でできるコツや秘密みたいなものを意図するのであれば、それは全部徹底的なトレーニングの上にあるちょっとしたスパイスのようなものでしかありません。

なので「秘訣」に関する根本的な答えとしては、とりあえず上記の原理原則を身体に染み込ませることくらいでしょうか。(むしろわざわざ言葉の形にせずとも当たり前の感覚として受け取るようなものかもしれません。)

まああくまで上記の原理原則は筋トレ的なことにフォーカスしたものであるので、負荷にだけ拘って筋肉だけ鍛えても仕方ない面もあります。ヨガ的な見方としては、またこれとは全然違う形で物事を捉えられるでしょう。

ただヨガのアーサナには身体を鍛錬する面がある以上、この「トレーニングの原理・原則」も少なくとも参考程度にはなると思います。

この辺はけっこう面白い内容ではあると思うので、また近いうちにそれぞれの原理原則について触れていこうと思います。

ではまた次回!!

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